無職の朝

覚醒していられるのは一時だけだけど。
ま、それはおいといて。

何者でもないなんてことは実に人生初めてのことだ。
いや、幼稚園に上がる前はそうだったかもしれないがあれは神のうち。
物心ついてからはこれが初めてだ。
つまりは”Not in Education, Employment or Training”という状態なのだが、悲しいかなこの国では35歳を超えるとニートとさえ言ってもらえなくなるわけで、金なし、かたなしのカオナシのような存在である。

最終出勤日の晩に開いてもらった送別会では予想外に多くの方々に別れを惜しんで頂いた。
別に今生の別れでもないのでまた会いましょう程度にしか思っていなかったのだけど、じゃぁまた、と言って握られた先輩の握手が思いのほか力強かったことに戸惑いを感じてしまった。
その時初めて、自分が完全にみんなと違う道を行くことに気付かされた。

行き先を暗示するかのように荒天が続いている。
明日は予定通りに目的地に着くことも叶わないかもしれない。
旅から戻ってきた時には自分は何を思っているのだろうか。

カオナシ君の大冒険は新章に入って、さらに盛り上がりをみせるようだ。
どうか、途中で打ち切りにだけはなりませんように。。。

早くも歓待ですか

うーん、明日から鹿児島に旅立つというのに台風がいらっしゃる。
それもぴたっと九州をなぞるようにお通りになる。
数日前の予報では長崎沖をそのまま北上して朝鮮半島へ向かうはずだったのに、なぜにコースを東へ向けるかなぁ。
出迎えなんていらないのに。。。

ま、明日は鹿児島につけばいいだけなのだけど、最悪博多で足止めされることを覚悟しないといけないかも。
どうにも退職が近づくにつれて、地震さんだ暴風さんだなんだと次々にいらっしゃる。
お気持ちだけで充分ですとお伝えしているのもかかわらず「いやいや最後ぐらいは直接にご挨拶を」なんておっしゃって、もう次々においでになって。
そういえば台風さんにはまだお目にかかってなかったか。
「いやぁ、ちょうど近くに来る用事がありましてね、これは是非にも顔を出さんといかんと思った次第で」なんて言っては歩みを緩められて、ランデブーをお考えなのだとか。
いつもの速度で駆け抜けてくれれればいいものを。

あ、愛されているのだよね。。。

今村彩夏引退

え、えーっ!?

テレビアニメ「プリンセス・プリンシパル」「たくのみ。」などに出演してきた声優の今村彩夏さんが、6月末をもって引退することが29日、明らかになった。

久しぶりに声を上げてびっくりしてしまった。
着実に実力をつけて役が付いてきた時だというのに。。。
というかプリプリの劇場版はどうするの? 余人を以て変えられないほどに当たり役だよ。たいちょーなんか凹みまくりなんじゃないだろうか。

まぁ、期を同じくして仕事を辞めた身としては何も言えないのだけれども、本当に残念でしょうがない。
これで、プリプリのBDを見直すたびに彼女は過去の記憶にしかならないわけだ。
なんとも寂しくてしょうがない。
これが喪失感というものかぁ。

羅針盤に触れて

時間が出来たらゆっくりと見ようなんて言いながら永らく未開封のままだった「舟を編む」のBDをこの期に一気鑑賞した。
夕方から始めて食事を挟みながらだったけど、気がつくとすっかりと日付が変わっている。
明日は最後の出勤日でまた飲み会だけど、そんなことがどうでもいいぐらいに晴れやかな気分にしてもらった。
やはりこの作品は傑作だ。

各話タイトルに色んな単語が使われているけれども、今回あらためて見直して感じいったのが「矜持」というタイトル。
まさにこの作品は矜持を持った人々の物語なのだ。
矜持の示し方は人それぞれに違うけれども、その深さやしなやかさというのは言動にみてとることができる。
”みっちゃん”なんかはその最たる例として、西岡君や松本先生、荒木さんからも溢れるほどの矜持を感じる。
静かだけど揺るぎない矜持。その矜持に触れた時、心が震えずにはいられない。
無論、最後の松本先生の手紙にもまた泣かされてしまったのは言うまでもない。
いや、既にあの手紙の前に先生の遺影があるところから涙腺は崩壊していたのだけど。

7月から新たな道を歩むにあたっては良いタイミングで良い作品に触れあうことができたと思う。
自分には果たしてこの人たちに示せるほどの矜持があるのだろうか?
自分が信じた道を、誰の眼もなく助けもなくとも歩いていくことができるのだろうか。
あらためて考えこんでしまった。
当然ながらそんなことがすぐに結論として出る訳ではなく、むしろこれから作り上げる日々のみがその答えとなる。

迷ったときは、きっとこの作品をまた見返すことになるのだろう。
間違いなく、この作品は私にとっての大切な羅針盤のひとつだ。

e5489

いよいよ里帰りまで1ヵ月を切ったので、前半線の列車の手配をすることにした。
今回は九州まで足を延ばすけれども新大阪から新幹線でひとっ飛びなので、EX予約でらくちん簡単と思いきや、そうは問屋は卸さない。
JR九州管内ではEX予約は使えないとな。せっかく東海新幹線もあわせて使えるようになったので九州新幹線でもいけると思ったのにぃ。
それではどうできるかと調べてみるとe5489で予約ができるみたい。
その昔e5489で乗車日を一週間間違えると凡ミスをやらかしたことがあって以来、なんとなくe5489には心ときめかないものがあったのだけど、捲土重来。
ちょうど指宿行の特急の予約も必要だったので、今回はe5489で試してみることにした。

驚いたのは昔に比べるとかなり利便性が高くなっていること。
EX予約の様に事前に予約した内容を自由に変更ができる。これって昔はなかったと思うなぁ。一度予約をいれるとテコでも動かすことができなかったのだけど、今はそんなことはなくって、お気に召すまま。ガラケーにも対応しているので、予約さえいれておけば不意の予定変更が生じてもそれに応じて乗車する列車を変更することができる。

ただし、ここには二つ落とし穴があって、ひとつはe5489で予約した場合切符の受け取りが必須になるのだけど、切符を受け取ってしまったら予約の変更ができなくなる。ま、これは当たり前だわな。切符を受け取ったらそれはもう予約ではなく販売完了になるのでネットで変更なんてできるわけがない。
そして、もうひとつが結構大きくて、この自由に変更できるという権利を行使しようとすると割引がかなり低くなってしまうのだ。逆に言うと予約をすぐに確定するようにするとぐんと割引が高くなる(ただし、早割なのである程度前に予約しておかないといけない)。
例えば、新大阪から鹿児島まで通常なら¥21,000のところを変更権なしで予約すると¥13,000まで割引いてもらえる。これはかなりでかい。往復で、一泊できるほどの差が生まれる。
切符さえ受け取らなければ自由に変更できるというのは便利ではあるのだけど、出張ではなくある程度行動が決まっている個人旅行ならその自由度を差し出してもいいほどの割引だとは思う。
無論、今回は長距離なのでさらにその差が顕著なのだけど、早割りの値引き率がいいのはe5489のメリットだな。

後半戦の分はまだ予約していないけれども、早割で広島滞在分ぐらいは楽々浮かせられるだろう。
行動がしばられるようなので、できるだけ予約はしたくはなかったのだけど、ここまでディスカウントされるのであればちょっと食指が動くのは致し方ない。
結果的にどこまで差がでるのか、ちょっと楽しみになってきた。

ろくでもない日々

思いのほか早く引継ぎ業務が進んでいる。
今まで色んな業務を独りで一手に引き受けていただけに、そんな人間に去られるというのは一大事なのか周囲が精力的に動いてくれるようになったおかげで日に日にやることがなくなってくる。

今日なんて、昼から出たものの予定した作業ができない事情が出たために、夕方早々には帰宅することになった。
おかげで会社にいたのはほんの三時間程度。これで出勤にすると却ってややこしいことになるので、有給扱いにした。
どうせ消費しきれないほどに有給はたまっているので、こういう使い方をしたところで罰は当たらない。
やることは無いので帰るというと上司は少し嫌そうな顔をしたけど、頼まれていたことを片付けておいたことを伝えると機嫌が直ったかのように声が明るくなった。
こういうことにはもう心を揺らさないようにはしているけれども、残される部下が少し不憫でならない。

本当ならさっさと有給消化に入って会社に出なくてもいいのだけど、手掛けていた案件を見終えるまでは会社に出ることにしている。もっとも「後のことはやっておくからもう休め」なんて殊勝なことを言ってくれる人間なぞいないし、逆に「妙なトラブルのネタは撲滅してから去れよ」と言われるぐらいなので、最後まである程度の後始末をしておかないとおちおちと休んでもいられない。
有給消化中なのに、何か事あるたびに自宅に電話がかかってきて対応を迫られるなんて最悪だもの。

ここのところ、社内のいろんな人に「もう一度考え直さないか」と言われる。
今更なのだけど、それって、大掃除で出てきたゴミの中に捨てきれないものを見つけたようなものに近い気がするのだ。
なくなると思うと確かにもったいないのだけど、じゃあ今までの扱いはどうだというと特別に大事にしているわけでもない。そんなものだ。
付喪神じゃないけれども、やっぱり大事に使われてナンボのものなのだ。
ただ当たり前のように存在することだけを期待されるだけでは魂は宿らない。

日に日に毎日の風景が色褪せ始めてきている。
ここはもう自分の居場所ではないと、はっきりと実感するようになってきた。
そう思うと若干心にもゆとりができる。
卒業式を間近に控えた学生のような気分とでも言おうか、既に記憶が思い出に変わろうとしている。

この数日はいくつか予定されている送別会の段取りが仕事になっている。
どうせ暇だし、しょうもない店になるのも嫌なので、主賓自らの御手配だ。
でも、それもほぼ終わったから、ホントにやることがない。
明日は何をしようかなぁ。

このろくでもない日々に乾杯。

大人と子供

一連の日大アメフト部問題の報道を見ていてふと思ったことがある。
大学生というのは今の日本ではまだまだ「子供」なんだなと。

今回の騒動で誰が一番怒っているのかというと、スポーツをしている子供を持つ親である。
特にあの宮川選手の会見にはぐっときたようで、宮川選手の姿にわが子がダブって見えているのだろう。
あの会見以来、全国の保護者が日大憎し、わが子の敵とばかりに気炎をあげている。
同様にそれ以外の一般の大人たちも今回の事件を ”子供をいじめる悪い大人がいる” という図式でとらえている。
「20歳の子供」というフレーズは何度か耳にした。

個人的にはこれが少し意外に感じたのだ。
大学生ともなれば大人予備軍であり子供から大人への過渡期でもある。
基本的にはもう大人扱いされて然るべきで、いかに子ども扱いしないかが当人だけでなく周囲の大人も含めて大切なことになる季節だと思っていた。
そういう意味では、成人年齢を18歳にして一部の権利を認めるという法改正は現実には即していないのだろう。
実は社会は成人をもっと高い年齢に求めていて、大学生ではまだまだ成人として認めるわけにはいかないというのが、今回の騒動で良く分かった。
#アメフト部の保護者会なんてものも出てくるんだものな。

確かに新卒採用面接に出てみると痛感するのだけど、本当にあどけなさが濃く残っている学生が多い。
これは学生だから幼く見えるのか、この年齢の若者は総じてそうなのか、実に判断に苦しむのだ。
あるいは、見ている自分が年々老いてきているからなのか。
彼らが高校生であっても何の不思議がないほどに大人の香りがしないのである。

大学へ行くのが当たり前となり学生である限りは子供とみなされる社会において、彼らはどこで大人の階段を上がることになるのだろうか。
大学生という季節がそのためのモラトリアムにもはやなり得ないのであれば、実に彼らはかわいそうな時代に生きていることになる。揺籃期からいきなり厳しい現実社会に放り込まれるのだもの。びっくりして、おっかなくて、たじろいで、どれだけ辛いことか。

若者にまつわる色んな問題は、案外にこういうところに起因しているのではないかと思う。
やはり、大人になるための通過儀礼を段階的に踏ませる機会は必要で、高校を出たらいきなりクレジットカード作れますなんて無茶もいいところだ。そりゃぁリボ払いのいいカモになって当たり前だな。

寿命が延びたことで成人期も遅れてきている。
そう理解するのは簡単なのだけど、その理解に対して社会の仕組みが追いついていないのが悲しいところなんだろうな。
大人になる方法が分からなくて、老いては満足に人生を終える道にも迷ってしまう。
とかく難儀な社会であることだけは間違いないようだ。

過ぎ行く日々

退職を公にしてから、社内であれこれと声をかけられることが多くなった。
いろんな意見はあるけれども、会えなくなるのが寂しいという言葉にはあらためて幸せを感じる。
今まで仕事を頑張ってきたなかで、その言葉が一番の勲章のように感じる。

あまり盛大には送り出してほしくはないのでオフィシャルな送別会は辞退していたのだけど、早々に日を抑えられてしまい送別会が挙行される運びとなってしまった。
あのような場は苦手だからホント勘弁してほしいのだけど、一方でその気持ちも無下にできないだけにこれは受けざるを得ない。
しかし、そういうオフィシャルな場の裏で、プライベートに訣別の一席も必要なわけで、仕事よりもそっちの段取りの方が忙しくなってきている。やはり、出来るだけ多くの人たちと場も持ちたい訳だし、そうなると6月は毎週1~2回は宴が発生してしまって、肝臓もお財布も大変なことになってしまう。
うーん、在籍中に健康診断も受けるから、体調管理が本当に難しい・・・というか無理だろうなぁ。

ま、結局はいつもの酒宴にしかならないのだろうけど、過ぎ行く日々を惜しんで過ごしていきたいものだ。

あぁ~、夏休みぃ~♪

今年の里帰りは3日から9日までなので、ツールも初盤戦が見れないと思っていたのだけど、なんとチームプレゼンテーションが5日行われるとな!
ということは、9日の晩の第3ステージからは観戦できるので、見過ごすことになるのは実質2日だけで済むことになる。
なんとラッキーなのだろうか。まるで私の計画に合わせたかのようなこの僥倖。すげー。

それにしてもなんで今年はこんなに遅いのだろうか。
6月の末から始まる年もあるぐらいなのに、ほぼ1週間もずらすというのは過去にもあまりなかったことだと思う。
なぜぇ~? と調べてみると、サッカーのW杯の決勝トーナメントとぶちあたるためにずらしたのだとか。
なるほど、それなら理解できる。さすがにツールとW杯を同時にぶつけたら大変なことになるだろう。

しかし、おかげで今年のツールは7月の終わりまでやってくれるので、毎年7月最終週に感じる祭りの後の寂しさを今年は感じなくても済む。長い夏休みを満喫するには実に最適なイベントだ。
今年は夜更かしも気にしなくてもいいし、もー、今からワクワクが止まらん!

さて、今年はどんなドラマが生まれるのだろうか。
あぁ、この十数年感じたことがないぐらいに夏が待ちどおしい。