リス並み

Amazonで買い物をする度に「レビューを書いて見ませんか」としつこくメールが来るのだけど、先日もその手のメールが飛んできた。
「そんな面倒なことするかよ」と流し読みしていると、少し気になる点が。
どうにも買った覚えがない作品が挙げられているのだ。

「ははーん、流石のAmazonも勇み足か。なんでもIT化するもんじゃないぞー、客が買ったもんも把握しとらんとは。」
鼻をほじりながら小馬鹿にすること数日にして、部屋の片隅に積まれたBDの山に躓いて、したたかに打った足の小指を奪いに来たのが件の作品だった。
「ぬわっ、ぬわっ、ぬわっ」と声にならない声を挙げて痛みと驚きでパニックになりながら、パッケージ片手に膝を折るおっさん一匹。
まさか購入していたとはなぁ。

買った事も忘れていつの日か見つけて驚く。一体、いつまでこんなことを繰り返すのか。
リスじゃないんだから。。。
しかし、このままいくと、またこの作品のことは忘れてしまうに違いない。
そして、また、びっくりするのだ。

ぇぇぇぇ。。。。

R.I.P. GANGSTA-BD

一縷の望みは持ち続けていたのだけど、ついに正式にAmazonからキャンセルをされてしまった。

以下のご注文商品につきまして、販売元より発売延期の連絡を受けました。新しい発売日が未定のため、誠に勝手ながら、ご注文商品をキャンセルさせていただきました。

GANGSTA. 3 (特装限定版) [Blu-ray] (ASIN:B010N8KN32)

ま、制作元のマングローブが潰れた時点でほぼ終わっていたのだけれども、パッケージ売って少しでも負債を減らす、、、という判断にはならなかったみたい。まさしく文字通りの”オワコン”だ。
今となっては地上波が最後まで放送されただけでもよかったのかもしれないけど、僅かに手元に残ったBDの1巻と2巻がもの悲しい。
割と良い作品だっただけに残念でならない。

思えば、昔はパッケージ化されること自体が稀で人気のある作品だけに許されたことだったけど、今やパッケージ化なんて当たり前のことで地上波なんて販促程度の存在でしかないんじゃないかとさえ思えてしまう。
そういう時勢において、わずか2巻で終わった作品って。。。ある意味レアかも。むー。

というわけで、GATEをポチることにした。
これも何か縁だろう。
今まで出た分も含めて次の4巻と一緒に発送されるので、ちょっとしたクリスマスプレゼントにはなる。

それにしても、何かの奇跡でもおきて復活してくれんかなぁ。

明日は選挙だった。

夕方早くに風呂に入っていると選挙管理委員会の車が町内を回っていて、そこで初めて明日が投票日であることに気がついた。
今回の選挙って恐ろしく認知度が低いんじゃないだろうか。。。ひょっとして投票率も30%ぐらいになったりして。。。
正直言って何が争点になっているのかもわからず、今回ばかりは決める材料があまりにも乏しくて困ってしまう。

まー、結局行くのは行くのだけど、ホントに出かけたついでに手紙出すぐらいの感覚になってしまいそうだ。
とはいえ首長を決める大事な選挙ではあるので軽々には決まってほしくないのだけど、組織戦だな。

やっぱり使えない

久しく蔵書の整理をしていなかったのでデータの登録を行うとともに国会図書館のデータも併せて利用してみることにした。
Amazonの書誌データの質の低さは今更に嘆くことでもないので、国費を投じて管理されている国会図書館に淡い期待を寄せてみたのだけど。。。

いまいち。
これは実に残念。

DCNDLという箱はあるもののその中身はAmazonよりちょっとマシなだけで、基本的に無秩序。
おそらく中身の正規化を国会図書館ではする気がないんだろうな。
キーワード検索でひっかかりさえすればよくて、きちんとグルーピングなりカテゴライズをしようという意図がまるで見えない。
金も時間もないから出来ませんとでも言いたいのか、複数巻出ている作品をタイトルや出版社でまとめることすらできない実状が放置されている。「荒川弘/著」はわかるけれども「荒川/弘 著」ってなんだよ。これでもう「荒川弘」というキーワードではひっかからない作品があることがまる分かりじゃないか。
日本は、表記に5種類(漢字、ひらがな、カタカナ、アルファベット、記号)、記述に2種類(全角、半角)という世界的にも珍しいほどに複雑な文字事情を抱えている。それだけに中身の定義というのは神経質になってしかるべきなのに、こういうお粗末さが国の施設からして散見される時点で情けないというしかない。
ちなみに、過去に税金を使ってこういう箱を考える事業はいくつも実施されているけれども、箱の中身にまで踏み込んだ事業は全くといっていいほどにない。
ひでぇー話だよ。

うちにある蔵書なんて多寡が知れているので多少の不正規は手で修正できるし、修正そのものを機械化できるところもある。
しばらくはAmazonと国会図書館を併用しながら適宜手修正を行ってメンテナンスしていくことに落ち着くのだろう。
しかしながら、こういう個人的な努力が同時多発的に全国規模で行われていることを思うと、実に労力の無駄でしかない。
本当は個人でさっさと仕組みを作ってネットで公開すればいいのだろうけど、書誌情報って中身の扱いはぞんざいなくせに存在そのものには異常なほど神経質になる出版業界の存在があるから、面倒ごとに巻き込まれることを忌避してどうしても公開されないことが多い。
ホント、みんな何と戦っているのやら。

漂えるほどに広大なネットの海と見えることができるのは一体いつの日のことなのか。
水たまりを覗き込んではそこに映る空の広さにため息が出て仕方がない。

追悼

それはあの日の昼さがり。
お客さんのところへ行くために携帯で電車の時刻表を見ようとして、ブラウザのトップに表示されたニュースの中にそれはあった。
「声優の松来未祐さんが死亡」

あまりのショックに絶句したとともに周囲の音すらも消えてしまった。ただひたすらと「死亡」の文字だけが目に焼き付いていた。
それは”嘘だろ?”という気持ちだけでなく、”やっぱり。。。”という悔しさも混じっていたからだと思う。

それまでは番宣にも出てきていたのに、急にイベント参加をとりやめにて、さらに緊急入院。
明らかに尋常でない事態が予感されただけに、早く復帰のニュースをみたいと思っていた。
それがまさかこんなに早く幕が降りるなんて。

今までにも志半ばで亡くなられた声優さんはいたけど、ここまで追悼の声に包まれたのは彼女の存在の大きさ故なのだろう。
決して目立つ役ではないのだけど、役者としては存在感がたっぷりとある人で、ラジオやイベントではいつも注目をかっさらっていく人だった。そういうところが多くの人を魅了して、ファンを広げていったに違いない。

本当に残念で、悲しくてしょうがないのだけど、できる供養といえば、彼女が出ていた作品を楽しむことしかないのだろう。
幸いにも、虎は死してなんとやらで、彼女が残したものはたくさんある。うちであっても、悼むよすがはいくらでもみつけられる。

佳人薄命。こんな言葉でまとめたくはないけど、今回ほどこの言葉がしっくりときたこともない。
ああ、この人のファンだったんだな、とこんな時になって思ってしまった。

もう、あの声は聴こえないのか。