氷菓11巻

えるたそ、可愛い。

ただ、その一言に尽きる。
OnAirでもあまり感慨はなかったのだけど、BDであらためて見直してみたらしみじみと思ってしまった。

ホントにこの作品のクオルティは凄まじい。
ストーリー、演技、キャラ、作画、演出、音楽。
どれも出色の出来栄えだ。

名作を手にする喜び。
これはもう背徳の喜びに近い感じがする。
ああ、また俺だけが知る美の世界があるぜ、みたいなちょっと中二な喜び。
大人の経済力と中二の美意識って実に罪作りだなぁ。

とうとう来月は最終巻。
楽しみでもあり、残念でもある。

GWの楽しみとしてとっておくかな。

ガルパン

3ヶ月待たされたけど、待っただけの甲斐はあった。
実にいい結末だった。
既にネットでは「神回」「神作品」の認定がされているけど、その評価には全くもって賛成。
奇しくも”まどマギ”と同じくおあずけ喰らってからの結末というプロセスを経たのだけど、期待以上のパフォーマンスで”まどマギ”と同じく名作との殿堂入りを果たしたといっても過言ではないと思う。

さっそくに発売分のBDは既に完売どころか定価での入手すら困難な状況で、関連商品も含めてビジネス的な効果は絶大なレベルにある。
”戦車”という実にカルトなテーマを扱った作品であることを考えると、どれだけこの作品が表現力と愛情に溢れていたのかが分かる。

BDの予約が始まった時には随分と悩んだものだ。
2012年の冬アニメは豊作と言ってもいいシーズンでどの作品に予算を割り振るか本当に悩みまくった。
早々に当確が出た作品もあったのだけど、ガルパンは当確を既に打てずに悩みに悩みまくった覚えがある。最終的な決め手はスタッフの熱意に他ならない。
とにかく毎話を通して伝わる熱量が半端無く、よくもまぁこんなに熱い思いをのせてくるなぁと感心をするばかりだった。
まぁ、その結果年内に放送が完了しないというオチが待ってた訳だけど。。。

でも、最終的には気持ちは固まったんだな。
円盤買うぜ! いつまでも最終話の放送待つぜ!
という気持ちでいっぱいになった。
今では、とても正しい判断だったと思う。

決して安い買い物じゃない。
でも、この作品に限っては値段に見合ったものを受け取れていると思う。
つまりはお買い得。
なんだか知らないけれど、毎月感動させられるんだよなぁ。

あー、今年も円盤のために頑張ってお仕事しないとな。

肩叩き

ついに俺のリーマン人生の終わりキタ―――(゚∀゚)―――― !!

という訳ではなく。

本当に物理的に肩を叩くというお話。

最近、よーく左肩をポンポンと叩かれるんだよなぁ。
家で。
独り住まいなのに。
ねえ、アナタ、誰?

当然ながら振り返ったところで誰もいる訳でもないので、一向に気にはしていないのだけど、叩かれるたびにとても申し訳気持ちにはなる。

あー、何か伝えたいのかなぁ。
あー、淋しいのかなぁ。
あー、気遣って何かを教えてくれようとしているのかなぁ。

到底とることのできないコミュニケーションを想像して、こちらで受け取ることができないことに申し訳なさを感じながら「ポンポン」という感触をただ感じ捨てることにちょっとした罪悪感を感じてしまう。

思えば、今までもいくつかの一方通行なコミュニケーションがあった。
足首掴まれたり、家具の間をゆらゆら漂われたり、物陰からじっとみつめられたり。

おそらくは大半が通りがかりの方々であったり、何かに失望して去られた方々だと思うのだけど、毎度ながらこちらの感受性の低さに気に効いたリアクションをとれずに大抵は無視をするという反応しか出来ないでいる。
ひょっとしたらそれでいいのかもしれないけど、でも、何か他にできることもあるのかなぁと思ったりもする。

ま、どこまでいってもどう判じたらいいのか分からないことではあるのだけど。

そうい言えば、心臓などの内臓の疾患は肩こりや背中の痛みなどに形を変えて現れるなんてことも聞いたことがある。
肩叩き似た症状があるのかは知らないけれど、そういった可能性もあるのかな?

ちょっとした日常の不思議。

近又さんで牡丹鍋

先週末は丹波へ牡丹鍋を食べに行った。
もうシーズンも終盤。そろそろ店によっては牡丹鍋の看板を下ろすところも出始めるので、最後の機会を逃さざるべく突撃。

丹波の牡丹鍋はどこでも味噌仕立てだ。
少し甘い秘伝のお味噌で猪肉を煮て、お肉からでる旨味でたっぷりの野菜を食べて、ついでにお肉も楽しむというもの。
名前としてはお肉メインに聞こえるのだけど、その実、季節の野菜をたらふく楽しめるところがこの牡丹鍋のよさでもある。

今回お世話になったのは丹波でも老舗で名高い「近又」さん。
かつては皇太子殿下もお泊まりになり、最近では丹波マラソンに参加する芸能人ご一行様の定宿でもある由緒正しい料理旅館だ。

この近又さんの牡丹鍋には少し仕掛けがあって、猪肉にたっぷりと山椒がまぶされている。
この山椒が鍋の中で実に爽やかなあっさり感を演出していて、ややもすればこってりする味噌鍋も舌を鈍らせることなくいつまでも楽しむことができるのだ。

それから、最後の締めも実にいい。
味噌出汁だけが残った鍋に卵を割り落として少し煮立た出せて、半熟に状態になったらその卵毎出汁を救い上げてご飯をよそった丼へ掛け落とすのだ。
その名も「猪鍋丼」。
本来は鍋の締めと言えば、ご飯を鍋にいれておじや状にするのが普通だけど、ここではその逆でご飯に鍋をぶっこむというスタイルをとる。
しかし、これが実に美味い。
卵も含めてお替わりし放題という嬉しいシステムであるため、鍋で膨らんだお腹を再調整してこの至高のご飯を楽しむ勇気が湧いてくる。
これを楽しみに来る客がいるとも聞いたのだけど、それも納得。
とにかく今まで頂いた牡丹鍋の中ではここが一番美味しかった。
とりあえず、もうここで決まりという感じ。
ちなみにデザートもかなり美味だった。
調べてみると「笹巻葛水晶カスタード餡」というのにそっくりだったのだけど、取り寄せて出しているのかな?それとも和菓子としては案外に普通にあるものなのか。。。あれもまた食べたいなぁ。

食事を終えてフロントで清算をしようと呼び鈴を押してみるが見事に何の応えもない。
リンリンと何度も何度も呼びかけるのだけど、シーンと静まり返るのみ。
「なんだ、金いらねぇのかぁっ!」と怒ってもよさそうなものなんだろうけど、ここではさらさらそんな気がおきない。
ま、お腹が膨れてまったりしていたというのもあるのだけど、何よりも漂う空気のトロトロさに毒気を見事に抜かれてしまった方が大きい。

とても初春とは思えない陽気で身も心もホカホカしたところで、時折玄関を通じて吹き抜ける風が実にきもちよく、椅子に腰掛けて明るく光る表の景色を眺めていると身も心も蕩けるような悦楽を感じてしまう。
あー、もうこのままここで一眠りしたいという欲求にかられてしょうがなく、呼び鈴に応えるものがいないという事実が逆に僥倖にさえ感じてしまう。
思い返しただけでも幸せな気持ちになってくる。

また一つ、季節の楽しみが増えちゃったな。

とっつぁん逝く

今日一番の衝撃。

アニメ「ルパン三世」シリーズの銭形警部役などで知られる声優で、俳優の納谷悟朗(なや・ごろう)さんが5日午前3時、慢性呼吸不全のため千葉市内の自宅で死去した。83歳。

あー、とうとう”とっつぁん”も逝っちゃったか。。。
子供の頃から、と言ってもいいぐらいに色んな作品で耳にしたあの声がとうとう思い出に変わる日がくるとは。
なんだか、納谷さんが演じられていたキャラ達までが召されてしまったような気がしてならない。
まさに”とんでもないものを盗って”いかれた感じ。

青野さんを始め、天上のスタジオはますます豪華な顔ぶれになるばかり。
想像するだに、なんとも哀しいようなちょっと楽しくもあるような。
山田さんもさぞや驚いて出迎えているんだろうなぁ。

納谷さん、良き思い出をありがとう。

震災から2年

アベノミクスで景気の向上が期待される今、少しでもその効果が被災地に出ればいいのになぁと思う。
お金がくるくる回る回転数を景気感としてみるなら、その回転エネルギーをもっとも必要としている地域で活かして欲しいと思わずにはいられない。

復興に涙は必要ないと思う。
いやさ、邪魔でしかない。
なぜなら、傍観者として眺める悲劇ほど胸のすくエンターテイメントはないからだ。
決して影響のない距離、重い現実を感じない希薄な関係から観るそれは、散々に涙を流すことでストレスを発散しちょっとしたセンチメンタリズムに浸ることで恍惚を感じることができる。
そして、明日から生まれ変わったような軽さを感じて自分だけの毎日に勤しむことができる。
嗚呼、なんて悲劇って素晴らしいんだろ。

1リットルの涙よりも1万円の消費の方が今はずっと価値を持つ。
そう、寄付よりも消費だ。それこそが被災地に継続的な力を与えると思う。
これから10年、20年という時間をかけないと復興はなし得ない。
それは神戸の街をみれば分かることだ。
誰しも自分の足で歩きたいもの。ポンと空からお金が降ってくるよりも、汗水たらして得た果実の実りに喜びを感じるのは言うまでもない。

まだまだ2年目。
微力ながら応援していきますよ。

大吟醸

在庫の整理の都合もあり大山の大吟醸(一升)を数日前から呑んでいる。
どういうわけかこの大山の大吟は常に一年遅れで頂いているのだけど、一年程度の年月なんかなかったぐらいの瑞々しさを保っていて、さすがに大吟醸と唸らずにはいられない美味さがある。

とは言うものの。
実は大吟醸は結構苦手。在庫でも大吟醸はどうしても溜まりがちになってしまう。
どうにもあて選びに苦労してしまうのだ。

今回も鶏ハツのカレー塩炒めで始めたもののいまいちで、次にチーズに変えてみたけどこれもいまひとつ。それならばと、鮭とイクラの糀漬けにしてみてもピンと来ず、数日前に作ったハゲの骨揚げをぶつけてみても効果なし。
ということで堂々巡りした挙げ句に一番よかったのが、氷を入れたお冷や。
いやぁもぉこれだから大吟醸は面倒というか手強いというか。

比べて純米吟醸あたりは実に楽しい。
何かしらどんぴしゃのアテなりご飯なりがあって、それをみつけたらまさに夫唱婦随とも言わんばかりのハーモニーを楽しむことができる。
あぁ、日本酒って面白いよね、という楽しみにあふれている。
このカジュアルさは実に魅力的だ。

それに比べて大吟醸ときたら。
もー、差し向かいの飲み比べ。
とにかく視線をそらす隙がない。真剣勝負で真っ向から対峙するしかなくて、遊びなど微塵もない。
ようするに本妻の迫力なんですな。
アテで遊ぶような浮ついた行いは許してくれなくて、とにかく心底向かい合うことが要求される。

そして。

これが一番認めたくないところではあるのだけど。

やっぱり、大吟醸は美味いんだな。

とにかく一番盃を重ねてしまうのが大吟醸であり、ついついもう一杯もう一杯となってしまう。
アテなんかなくても目の前の一杯だけでよくって。。。ちくしょぉ。。。
気がつくと溺れているんだよな。

あー、今日もちょっと飲み過ぎたなぁ。。。

たまこまーけっと 第9話

あー、よかったわー9話。
ようやくにすとんと腑に落ちた感じがした。
あぁ、こういうドラマがやりたかったんだね、という安心感にも似た納得を得られた気がして、とっても強く満足することができた。

鳴り物入りで始まったものの、正直最初の数話は戸惑いの連続。
1話々々の質は高くていいのだけど、なんせドラマの方向性が分からなくて漠然とした不安がつきまとうばかり。
それでも徐々に方向性が見えて来て本当の面白さが分かって来たところでこの9話。
もう、ばしっと心に響いてしまった。
涙腺にも衝撃が走ってあやうく栓が開くところだった。

デラが語る”Everybody loves somebody”という一言が本当によくこの9話を象徴していて、もう何人もの感情がこの物語上で交錯している。その感情の1つ1つがとても気持ちのいいものなのだけど、やっぱりオヤジさんのエピソードが一番ぐっときてならなかった。どんな思いで今までの日々を過ごして来たのだろうかと思うともう泣けて泣けて。

今はどうにも評価が今ひとつだけど、この9話を以てこの作品も名作の仲間入りを果たしたと思う。後々に見返した時にはきっと今以上の評価がつくに違いない。
できれば2クールで楽しみたいぐらいの作品だ。

これは是非とも円盤でも再度楽しまないとなぁ。
いや、本当に良い作品です。

始めの一杯

今日は久しぶりにお家バー。
ここんとこ外で呑む事が多かったので、お財布が痛くて痛くて、しくしく。。。

いつもは、ボウモア->ラフロイグ->白州->キルホーマンという流れをベースにしてちびちびやっている。
なので、今晩もまずはボウモアから始めたのだけど、どうにもこの一杯目のボウモアで妙な違和感が。
ラフロイグから始めた方がすっきりするような気がするのだ。
ということで、3杯目にボウモアを持ってきたところ確かにラフロイグ->ボウモアの方がなんか流れがいい。

うーん、一体この差は何なんだろうか。
考えてみると最近外でアイラを頼む時はまずラフロイグを頼んでいることが多いような気がする。
単なる偶然ではあるのだろけど、それが知らず知らずに舌にも影響を与えていたのかもしれない。
しかし、じゃぁなんでラフロイグ?と考えると答えはない。
以前からの好みだとボウモアなんだよなぁ。家のストックでもボウモアの減りが断然速いし。
強いて考えると、食事が終わってからすぐの飲みだから口当たりのいいラフロイグを選んでしまっているのかもしれない。
とはいえ、アードベックで始める時もあったから、うーん。。。やっぱり適当かもしれないなぁ。

と、あれこれ考えて4杯過ぎちゃったので、今宵の晩酌はここまで。
お粗末さんでした。

嘘の城

ヨルムンガンドの第18話の最後、酔ったココが東條にからむシーンで最後に映るお酒のボトル。
放映当時からこれがずーっと気になっていた。
「Mavam○ Club」と読めるのだけど、当然ながらこんなお酒はない。
でも、ラベルのデザインをみると明らかに元ネタはあるわけで。。。
あぁ、洋酒はやっぱりからっきり弱いなぁと嘆きながらの隔靴掻痒。
気にしないようにはしていたのだけど、でも気になってしまう。

で、今日届いたBDを見ながら再度考えてみたら、あっさりと謎は解けてしまった。
なんてことはない。
最後のシーンはバハマ。バハマと言えばラム酒。ラム酒と言えば。。。

「Havana Club」

ダイキリやモヒートに使うあれじゃなーい。
無論、そのままは出せないから大人の処理として「Mavama」と。
なーるへそねー。
なんでこんな簡単なことが分からなかったのだろ。きー。
ま、今度はお酒片手に観てみるのも悪くはないな。

第17話と18話からなる「嘘の城」は印象深いエピソードだ。
日本が舞台で自衛隊の秘密組織が敵役ということもあるけど、スパイの性や武器の魔力といったものが明快に描かれていて、そこに辛いお酒を飲むようなシャープで少し灼きつくような刺激を覚える。

なんだろうなぁ、硝煙が漂い血の雨が降る異世界のお話なのに割と本質は自分が住まう一般的なお仕事の世界と似通っているように思えてならないんだな。
組織あるいは集団の変容もしくは変質というのは常につきまとう問題で、何らかの立場にいる者は幾度となく思考する命題の一つだ。
そして、この組織論というのはこういう戦いを扱った物語では意外なほど多く語られる。
いや、意外ではないか。
戦闘集団なんてある意味組織論の究極態の一つだもんな。

”お前のところは大丈夫か?”

日野木一佐の一言が胸に沁みるよなぁ〜。