宮仕え

やる気を失うというのはこういうことか。
手足から力が抜けて、ただただ何ともいえない虚脱感に包まれて、もやもやとした薄い怒りの炎がゆらぐ。
一体あすから何をモチベーションにしていけばいいのやら。

紙切れ一枚で会社が消えることが決定した。

幸いにも失職するわけではなく親会社への吸収合併ということ形にはなるのだが、まさかこの6年で2回も会社が消えるとは思わなんだ。
今年は何かあるなぁと不気味な予感がしていたのだけど、こんな形で出てくるとはなぁ。
ほんと脱力感が果てしない。
もー、やだ。

夕方にメールが一通飛んで来ただけで、それ以外に背景や説明はまったくされていない。
一握りの経営幹部だけで秘密裏に事は運ばれて、あとは大本営発表がされるのみ。
さらには一部の更迭人事まで出て、よくもまあここまでの悪手を打てるものだと失笑さえ禁じ得ない。
部下や顧客に何ら説明できる情報も無いのに現場をどうやってまとめればいいのだ。
ホントありない。

というわけで、今日はやけ食い。
鎌首をもたげる怒りの獣をひたすら食い気で調伏するしかなかった。
腹が膨れて若干気が逸れたのではあるけれども、明日から一体どうするべきか。。。

げに、すまじきものは宮仕えであるよなぁ。

煮干し

食欲に負けて食べ過ぎてしまわないように煮干しを齧ることがある。
まうまうと食べているうちに滾った食欲が落ち着いてくるのだけど、勢いあまって本当に単なる煮干しを買ってきてしまったので、あまり美味しくない。
ちまちまと小魚でなくでかい方が食べごたえがあるぜぇと思ったのが阿保でした。

あまり手が出なくなって、放置プレイが少し続いていたので、出汁をとって本来の煮干しとして使ってあげることにした。
ちょうどうどんが何玉かあるからうどんの出汁にはちょうどいい。
だしを取ったあとのガラは当然の如く甘辛く煮つける。
鰹節も同様にしておかかにするけれども、煮干しもさぞかしいい佃煮になってくれるだろう。

出来上がりを一口食べてみると、これが実にうまい。
甘味も辛さもちょうどいい感じ。さらに煮干しの食べごたえも残っていて、これだけでいい肴になってしまう。
とりあえず、数匹つまんでみたけど止まらない美味しさだ。
なーんも手をかけていないのになぁ。

これはどうにもつまみ食いが止まりそうにもない。

みかんを買う

近所のスーパーの近くに喫茶店がある。
その軒先に小さな露店があって、サンドイッチやみかんが売られている。
今日はここでみかんを買うことにした。
本当はスーパーで買うほうが少しだけ安いのだけど甘味がもうひとつだったので、こっちで買ってみることにした。

一盛り頼んで袋に入れてもらっているとなぜか次から次へとおまけをしてくれる。
ちょっとした世間話をしているうちにほいほいと頼んでもいないデコポンなんかも入れてくれて、結局倍近い量になった。
余りの気前の良さに少しパニック気味なってしまい、苦笑いを浮かべて店をあとにしたのだけど、こんなことなら軒差にあった売れ残りで半額になった焼き飯をいくつか買って帰ればよかったと思ったのも後の祭り。

思えば、前にもサンドイッチを買ったときにみかんをおまけしてくれったけ。
売れてないからなのか、気前がいいのか、それともお近づきのしるしなのか。
真意はよくわからないけど、また行ってみようかなと思ったのは確かなこと。

スーパーでは体験できない買い物だな。

不食

食事をするということの相対的な価値が低下しているのが原因だと思います。
誰でも1日に24時間しかないわけですが、その24時間をどう使うかと考えたときに、『食事』の優先順位が下がっている。『食べる時間がもったいない』と考える人たちは、食事に関わる時間をできるだけ減らしたい。

脊椎反射で評価してはいけない考えだけど、所謂「寝食を忘れて没頭する」をマイルドに継続的に行っている状態なのだと思う。
普通は、過度に没する余りにどこかでブレーキがかかるのだろうけど、意識的に制御することで没入状態を持続しているのかもしれない。
ある意味すごい。
何かを生み出す力のある人には意外と多い考えのような気がする。
とはいえ、一方では食べることがままらない人もいる訳だけど、相対的にはどちらも何かに追われている状態にある点では同じなのかな。

煩悩肯定族の一人としては共感のできない考えだけど、こういう人がもう少し増えてくれたら食品ロスも減ってちょっとは世の中も良くなるような気がするな。

米こうじ

いつも「ますやみそ」さんの米こうじを使っているのだけど、なぜか最近手に入らない。
そろそろ塩こうじの在庫が乏しくなってきたので新たに仕込みをしようと思っているのだけど、とにかくどこにも売っていない。
近隣のスーパーを何軒か回ってみたのけど、なぜか「ますやみそ」さんの米こうじが売っていない。
では、ますやみそさん自体の取引が消えたのかと思えばそうでもなく米こうじ以外の商品はちゃんと置いている。
とにかく米じだけがなぜか無い。。。

幸いにも通販であればどこでも売っているのだけど、近所の小売りで手に入らない理由が分からなくてどうにも二の足を踏んでしまう。
ひょっとして新商品でも出るのかなぁ。
うーん。。。それとも単に人気があって売り切れているとか?

一度、朝にでも行ってみるかな。

アイドルの失踪

数日前から連絡がとれないだの失踪しただの騒がれているのは耳にしていたけれども、アイドルの動向なぞいっかな興味がないのでスルーの日々。
ただ、今日になってふとある事を思い出した。
なんだか名前に聞き覚えがあるのだ。
どこかで、それも別のどこかで聞いた名前のような気がする。。。どこだ。。。

と不安になってググってみて大当り。

来週放送の「龍の歯医者」の主人公の子じゃないかぁーっ!
どうすんだ、どうすんだ、まさか放映中止なんてことはならないよな、楽しみにしてたんだぞ。
あと一週間というところでそりゃぁないよぉ。
頼むぞNHK、変な悋気をおこして放送とりやめなんてよしてくれよお。

やっぱり、声優に芸能人使うのはもう止めようよぉ。

冬の雪

今日は午後から京都の事務所で自社の打ち合わせがあった。
こっちで時間は決められる用事だったので開始時間を少し遅めにして、久しぶりに鳥岩楼にでも足を延ばしてみようかと思ったのだけど、着いてみると大阪とは比較にならんくらいに寒かったので、奢って高島屋の八起庵で親子丼と鳥なんばを頂くことにした。
軍鶏丼も美味しかったけど、普通の親子丼もなかなかに美味い。
やはり、京都に来たら親子丼につきる。

お腹もくちて体も温まったのでぽてぽてと四条通を西へ。
しばらく来ないうちに通りが歩きやすくなっているなあと思ったら、車線を減らして歩道を広くしたというニュースを思い出した。
市バスの停留所も茶色で小奇麗で瀟洒な造りに変わっている。
いつ来ても落ち着かない感じがあるけど、今日も相変わらずの”京都”ではあった。

烏丸で信号を待っていると猛然と雪が降ってきた。
個人的にはこれがこの冬の初雪だ。
西の方が白んでいるなと思ったらあっという間に吹雪いてきて体は雪まみれに。
あと数百メートルもすれば事務所にたどり着けたのに信号で待たされたおかがですっかりと濡れネズミになってしまった。

用事を手早く済ませて、再びまるで猫の目のように晴れ間と吹雪が繰り返す京都の町に出る。
辺りを見渡すと半分ぐらいは外国人のような気がする。耳をすませばいろんな国の言葉が聞こえてくる。
ビルの陰でかかってきた携帯に出ながら行きかう人をなんとなく眺めていた。
中国南部から来たのだろうか、びゅーびゅーと横殴りの風雪にも嬉々として雄たけびを挙げている幼い子供と笑顔で見守る両親の姿が目に入った。
かじかむ手で携帯を握り、風で聞き取りにくくなったスピーカーに必死に集中しながらも、ダンスを舞うように喜んでいる子供の姿から目を離すことができなかった。
故郷では体験することもない冬の雪を彼はずっと覚えていてくれるだろうか。

電車に乗れば小一時間ほどで大阪に着く。
京都の雪が噓のように大阪は陽光に包まれている。
時折吹き付ける風は強いけれども、なぜかほっと落ち着く自分がいる。

今日は寒い一日だった。

LINE経済圏

 「あの人はLINEの友達リストにいないから、今回は誘わなくてもいいか」――そんな判断も普通にされるようになりつつある現在、これからさらに拡大を目指すであろう“LINE経済圏”に「乗っていない」人たちの主張も今後変わっていくのでしょうか。

記事掲載が「ITmedia Mobile」であることを割り引いても、ちょっと「?」が頭のなかに点灯したまま消えてくれないショックを覚えた。
そりゃぁ若い子達は使ってはいるけれども、その若い子たちが没頭しているメディアって過去にどれだけあったことか。
遊牧民ように流れ流れてまた元に戻ってくるのが若い世代の流行り事。
それをオジサン達が一喜一憂してもなぁ。

ま、LINEしないだけで誘ってくれないなら、これに越したことはない。

一杯一杯復一杯

ぎっくり腰になってから3週間ほど薬を飲んでいたため1月はほとんどお酒を飲まずに過ごしていた。
最近になってまたお酒を飲み始めたのだけど、どうにも前のようなペースでは飲めていない。
連日登板ができないのだ。
気分的には欲しいなぁと思っても体が拒否をする。ブルペンコーチから首振られる監督の感じ。えー、今日ダメかい?と眉毛下がる思いがする。
週末は久しぶりにお店で、しかも新地で、美味しい料理と美酒を楽しんで来たのだけど、おかげで土日は休肝日となってしまった。
家でも一杯やるつもりだったのだけど、結局手が出ずじまいだった。
腰と一緒で徐々に飲めるようになっていけばいいのだけど、このペースでも別にいいような気もして、なんともうらはらな気分。
いくつか呑みのお誘いがあるから、ゆっくりと盃を傾けながら探ってみるかな。

トランプ

リベラル層がドン引きする一方でコンサバ層からは熱烈な支持を受けるトランプ大統領。
ある意味正直な人が出てきたなあという印象がある。
彼の言っていることは無茶だけど突飛な発言ではなく、おそらく多くの米国人が思っていることを歯に衣着せずに言っているだけだ。ただ、それが余りにもぶっちゃけ過ぎていて、それがドン引きされている所以であり、また痛快なところでもあるのだろう。
そういう意味では劇場型だとも言える。

政治家じゃないから地元なんてものを意識せずともいいし、元々個々のPJをいかに形にするかに注力してきた人だから今の在り方はよく分かる。
きっと彼は大統領になる前もなった後も何も変わっていないのだろう。トランプはトランプなのだ。

ただ、一つだけ彼にはできないことがある。
それは損切りできないということだ。もっと端的に言えば「倒産」できないということだ。
倒産を重ねて肥え太ったきた彼がどうしようもない米国の負債を背負ったときにそれをどうするのか、ここが一番予想がつかなくて恐ろしいところだろう。
なんだか、平気な顔をして投げ出しそうな気がして怖い。

とはいえ、真に恐ろしいのは彼を選んだ米国そのものだ。
こんな米国の姿を生きているうちに見るとは思わなかった。
ホントに歴史というのは静かに、そして確実に生まれるものだと実感せずにはいられない。